「終わりと始まり」
2014年 12月 06日
狩猟民の心というエッセーを書かれ
かって高校の教科書〈国語Ⅰ>で使われた。
引用文は、
日本人の・・心性を最もよく表現している物語は桃太郎である。
鬼は鬼である故に悪者にされ 桃太郎一族に害をなした訳でもないのに
キビ団子という怪しげな給料で 雇った人間以下の兵卒をもって
鬼ヶ島を攻撃し・征服し・略奪して戻る。(私の読み解きだ)
と 20年以上前に書かれたものだそうだ。
ある政治家に〈侵略思想>だと 反論されたそうだ。
そこで・・・反省の弁として
<日本人の・心性>ではなく<人間の・心性>にすれば良かったと!
まったく以って自分のオリジナルだと思っていたが。
明治期の偉人・福沢諭吉が自分の子供のために書いた
「ひゞのおしへ」に こう書いていた。
桃太郎のふるまいは「ただただ 欲のための仕事にて 卑劣千万」なのだと。
*池澤夏樹氏のオリジナルではなかった・・・偉大な先人も同じ思いなのだ!
*食べる物があって・・・戦争のない国・日本であれ(菅原文太さんに同感)